円周率を覚えるということは自分を知るということです。
自分の基礎的な暗記力の性能を知っておく。
ちょうど100m走のタイムのように。
ちょうど遠投の記録のように
ちょうど遠泳の記録のように。
ちょうど将棋の強さのように
ちょうど囲碁の強さのように。
他の人との会話で円周率が話題になることも少ないです。それでも私が円周率の記憶を勧める理由はそれが『自分を知る』コトの一環だと考えるからです。
自分を知るために円周率を覚えよう。
自慢するためでもありません。
卑下するためでもありません。
円周率記憶も途中からは自分との戦いとなるでしょう。
なにしろ円周率には限りがないのです。
そして円周率の値は変わることがありません。
あなたが思い出したように記録を更新しようと思う時もいつでも円周率はそこにあります。
円周率が嫌いな人もいるでしょう。
円周率にすぐ飽きてしまう人もいるでしょう。
でもとにかく、それはそれで一つ。自分を知ることになるのです。
円周率はメジャラブルです。(計測できます)何桁覚えられるかはっきり数字が出ます。
あなたの可能性は計り知れません。
自分の可能性。
測り知れないものを測ってみたいというのも欲求の一つかもしれません。
円周率の記録はあなたの砲丸投げの記録より価値が低いかもしれません。
でも一度はチャレンジしてみる価値があるのです。
それも若いころに。
自己ベストの記録。マックスの記録も長続きしないでしょう。
昔 1000桁以上覚えていたけど・・・とかいう人はごろごろいます。
今は30桁もいえないや。とか
でもそれでいいのです。
おぼえた。という達成感。
忘れてしまったという喪失感。
一時円周率を覚えていた時代があったということは。
それだけ幸せな時間があったということです。
円周率記憶はお手軽です。
砲丸投げの計測には準備がいります。
遠泳の記録にも準備がいります。
円周率の暗記はお手軽なのです。
準備も
お金も
いりません。
それでいて 自分を知るチャンスが得られるのですから。
やらない手はありません。
『汝自身を知れ』というやつです。
円周率の計算では既に機械に勝てません。
円周率の記憶でも既に機械に勝てません。
円周率はえんえんと続きます。
あなたが覚えた円周率の記録はあなただけのものです。
誰にも盗むことはできません。
理屈はこのぐらいにして。
さあ。円周率を覚えよう。
純粋な悦びがそこにはある。
単純に円周率を覚えることは楽しいのです。
一緒に覚える友達がいればそれ以上の喜びはありません。
もちろん一人で覚えるのもありです。
円周率を思い出すとき。
私の名前を思い出してくれると嬉しいです。
BY 三代目 石井国次郎
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